5.18民主化運動記録館
あんにょん~
今回からは私が実際に行ってきた記念館などを
載せていこうと思います。
518に関するほかの記事はこちら。
光州で初めて訪れた記念館がここです。
〈5.18 민주화운동기록관〉
금남로の通りに面して建っていて
금남로4가駅から歩いていけます。
結構大きい建物なのでわかりやすいです。
入口にも分かりやすく書いてあるので
迷うことはないかと...!!
ここの記録館は6階までありましたが
資料の展示は3階までで、
4階5階は図書館みたいに資料が保管されているみたいです。
6階はカトリックセンターの当時の様子を展示していました。
行ったときはちゃんと見てなかったんですが
もうちょっとちゃんと見ておけばよかったかも....
1987の映画を見たときに
協会で民主化運動を進めようとする人が
待ち合わせしていたり、
結構キースペース?みたいな大事な場所に
なっていたんですよね。
ずっと見たかった映画を今日やっと見れた〜
— おすし (@yexoy685) 2018年10月8日
韓国の現代史に興味あるなら是非見てほしいと思う映画。日本で96年に生まれた私からしたらあまりにも衝撃的で信じがたかった。私にはとても身近な国だけどあの頃はこんなにも違う世界があることを突きつけられた日だった🧐
#1987ある闘いの真実 pic.twitter.com/Ar1tHYdII9
私たちは1階から見学しました。
(たくさん写真載せてるのでネタバレ?したくない方は
見ない方がいいと思います。)
このリアカー。
518に関する写真でもよく見るんですが
犠牲になった方の遺体を移動させるために使っていたものでした。
무등산은 모든 것을 알고 있으리라 광주시민회보
無等山はすべてを知っているだろう 光州市民会報
と書かれた資料。
ここから本格的に始まります。
そういえば外国から来てる人もいて
光州民主化運動についてどこで知ったのか
気になりました。
この写真の展示は当時の금남로を
再現したものだったと思います。
デモに参加していた学生や市民の靴。
当時、軍による激しい制圧で
道に残されてしまった靴たち。
レプリカなのか本物なのかは定かではないんですが
靴には血痕があったり...
最初から結構衝撃的でした。
我ら5月にはモクレンの花よりさらに真っ白で純潔な魂、
魂たちが花びらのように苦しく落ちたことを...
こんな風に518について詠った詩もあります。
当時を再現した人形や模型とともに説明もしっかり
あるのでゆっくり見れる方はぜひ読んで!
韓国で起きた運動についての年表。
私が個人的に興味を
持ったのが当時発行されていた新聞記事。
これは朴正煕大統領が銃撃されて死亡したときの記事。
全国に非常戒厳令が発布されました。
1979年10月27日土曜日の東亜日報です。
これは手書きのもの。
非常戒厳令について変更をするという布告文。
下のほうの4番には
言論・出版・報道の事前検閲を受けなければならないとあります。
これのために新聞記事、テレビ等
正しい内容を報道することができず、
他地域からは光州がどれだけ酷い状況なのか
知ることができなくなっていました。
電話も繋がらない、と
「映画タクシー運転手~約束は海を越えて~」にも
出ていました。
政治活動禁止 全大学に休校令が出されました。
令状なく逮捕もでき、メディアも検閲を
通さなければならない状況でした。
屋内外の集会も許されていません。
1980年5月18日の京郷新聞の記事。
この日全南大を戒厳軍が閉鎖し、学生らが抗議しました。
おそらく新聞記事を見てて気づいたと思うんですが
このころはまだ結構漢字が使用されているので
ハングルは読めなくても
漢字を読める日本人ならなんとなくでも
どんな記事か読み取れるんですよね。
これは報道記者が腕に巻いていたもの。
記者たちがあのころ使っていたカメラ。
左が韓国の国旗なんですが、当時戒厳軍による
攻撃されて亡くなった方がこの国旗で覆われていたり
棺桶の上に被さっていたものです。
右は当時の男子の制服です。
これは一番端が軍服です。
奥の写真にもこの軍服を着た戒厳軍の姿が見えます。
これは韓服。
男女問わず参加していたのがわかります。
これは報道記者のカメラのフィルム。
この写真だと少し見にくいんですが
当時の様子をそのまま映すとても貴重なものだと思います。
当時の日記帳。
書いたのは当時光州女子高等学校の3年生。
ここからの新聞記事は
二枚ずつ写してるものが多いのでぜひ見比べてみてほしいです。
黒塗りされてるんです。
赤字のところはおそらく検閲で引っかかった部分。
発行された記事には不自然にその赤字の部分が
消されたり、違う単語を入れたりしてるんです。
これを政府がそうしなければいけないっていう
時代って怖すぎませんか。
こんなことが日本でもまた起こるんじゃないかなとか
思ってしまいます。
改ざんとか毎日ニュースで見てる気がします。
これが30年ちょっと前って私は
いまだに信じられないです。
あの時私の両親と同じ世代くらいの子が
巻き込まれたんですよね。
光州民主化運動の被害などをまとめたもの。
でも、今でも正確な犠牲者の数は不明らしく
解明されていない部分もあるらしい。
資料をタッチパネルで見れるように
こんな機械も設置されてました。
最後にこれはこの記念館を
訪れた人たちのメッセージボード。
びっしり貼ってありました。
この民主化運動の実態って
もしドイツからきた記者の方がいなかったら
こんな風に知られていなかったかも
しれないんですよね。
先日、シリアで拘束されていた
ジャーナリストの方が無事に帰国されたという
ニュースがありましたが、
命懸で実際に訪れて取材するような人が
いなければそこで苦しい思いをしている人のことは
私たちには届かないし
届かないから解決がもっと難しくなると思います。
賛否両論あるみたいなんですが、
私はこういう仕事をする人は
少なからず必要とされるんじゃないかなあと
光州民主化運動と今回のニュースを
重ねてみて感じました。
かなりボリュームたっぷりに
なりましたが最後までお読みいただき
ありがとうございます!
私は専門家でも大学で専攻してもいないので
ちゃんと勉強している人からしたら
詰めが甘いところや説明が不十分な部分あると思いますが...
ご指摘いただいた際にはすぐに訂正しますので!
この記事では
一般的な日本人の大学生が見て感じたことを
大事にして書いています。
今後もっと勉強していくと感じるものと
一番最初に受けた印象や感情は
違うと思うのでこうして記事にしています^^
次回も興味持ってもらえたら嬉しいです。
ではではこのへんで。
おすし。