5.18民主化運動記録館

 

 

 

あんにょん~

 

今回からは私が実際に行ってきた記念館などを

載せていこうと思います。

 

518に関するほかの記事はこちら。

 

yukihoppi.hatenablog.com

yukihoppi.hatenablog.com

 

 

光州で初めて訪れた記念館がここです。

5.18 민주화운동기록관〉

 

www.518archives.go.kr

 

금남로の通りに面して建っていて

금남로4가駅から歩いていけます。

 

結構大きい建物なのでわかりやすいです。

 

 

f:id:yukihoppi:20181028230340j:image

 

入口にも分かりやすく書いてあるので

迷うことはないかと...!!

 

ここの記録館は6階までありましたが

資料の展示は3階までで、

4階5階は図書館みたいに資料が保管されているみたいです。

6階はカトリックセンターの当時の様子を展示していました。

行ったときはちゃんと見てなかったんですが

もうちょっとちゃんと見ておけばよかったかも....

 

1987の映画を見たときに

協会で民主化運動を進めようとする人が

待ち合わせしていたり、

結構キースペース?みたいな大事な場所に

なっていたんですよね。

 

 

 

 

私たちは1階から見学しました。

(たくさん写真載せてるのでネタバレ?したくない方は

見ない方がいいと思います。)

f:id:yukihoppi:20181029005628j:image

 

このリアカー。

518に関する写真でもよく見るんですが

犠牲になった方の遺体を移動させるために使っていたものでした。

 

 

f:id:yukihoppi:20181028230457j:image

 

무등산은 모든 것을 알고 있으리라  광주시민회보

無等山はすべてを知っているだろう 光州市民会報

と書かれた資料。


f:id:yukihoppi:20181028230615j:image

 

ここから本格的に始まります。

そういえば外国から来てる人もいて

光州民主化運動についてどこで知ったのか

気になりました。

 

この写真の展示は当時の금남로を

再現したものだったと思います。


f:id:yukihoppi:20181028230603j:image

デモに参加していた学生や市民の靴。

当時、軍による激しい制圧で

道に残されてしまった靴たち。

レプリカなのか本物なのかは定かではないんですが

靴には血痕があったり...

 

最初から結構衝撃的でした。


f:id:yukihoppi:20181028230450j:image

 

我ら5月にはモクレンの花よりさらに真っ白で純潔な魂、

魂たちが花びらのように苦しく落ちたことを...

 

こんな風に518について詠った詩もあります。


f:id:yukihoppi:20181028230321j:image

 

当時を再現した人形や模型とともに説明もしっかり

あるのでゆっくり見れる方はぜひ読んで!

 



f:id:yukihoppi:20181028230414j:image

韓国で起きた運動についての年表。


f:id:yukihoppi:20181028230705j:image

私が個人的に興味を

持ったのが当時発行されていた新聞記事。

これは朴正煕大統領が銃撃されて死亡したときの記事。

全国に非常戒厳令が発布されました。

1979年10月27日土曜日の東亜日報です。


f:id:yukihoppi:20181028230732j:image

これは手書きのもの。

非常戒厳令について変更をするという布告文。

下のほうの4番には

言論・出版・報道の事前検閲を受けなければならないとあります。

 

これのために新聞記事、テレビ等

正しい内容を報道することができず、

他地域からは光州がどれだけ酷い状況なのか

知ることができなくなっていました。

電話も繋がらない、と

映画タクシー運転手~約束は海を越えて~」にも

出ていました。


f:id:yukihoppi:20181028230557j:image

政治活動禁止 全大学に休校令が出されました。

令状なく逮捕もでき、メディアも検閲を

通さなければならない状況でした。

屋内外の集会も許されていません。

 

1980年5月18日の京郷新聞の記事。

この日全南大を戒厳軍が閉鎖し、学生らが抗議しました。





f:id:yukihoppi:20181028230547j:image

おそらく新聞記事を見てて気づいたと思うんですが

このころはまだ結構漢字が使用されているので

ハングルは読めなくても

漢字を読める日本人ならなんとなくでも

どんな記事か読み取れるんですよね。


f:id:yukihoppi:20181028230628j:image

 

これは報道記者が腕に巻いていたもの。


f:id:yukihoppi:20181028230723j:image

記者たちがあのころ使っていたカメラ。
f:id:yukihoppi:20181028230716j:image

左が韓国の国旗なんですが、当時戒厳軍による

攻撃されて亡くなった方がこの国旗で覆われていたり

棺桶の上に被さっていたものです。

 

右は当時の男子の制服です。

 


f:id:yukihoppi:20181028230551j:image

 

これは一番端が軍服です。

奥の写真にもこの軍服を着た戒厳軍の姿が見えます。


f:id:yukihoppi:20181028230430j:image

これは韓服。

男女問わず参加していたのがわかります。


f:id:yukihoppi:20181028230728j:image

これは報道記者のカメラのフィルム。

この写真だと少し見にくいんですが

当時の様子をそのまま映すとても貴重なものだと思います。


f:id:yukihoppi:20181028230332j:image

当時の日記帳。

書いたのは当時光州女子高等学校の3年生。


f:id:yukihoppi:20181028230709j:image

ここからの新聞記事は

二枚ずつ写してるものが多いのでぜひ見比べてみてほしいです。


f:id:yukihoppi:20181028230622j:image

 

黒塗りされてるんです。

赤字のところはおそらく検閲で引っかかった部分。


f:id:yukihoppi:20181028230635j:image

発行された記事には不自然にその赤字の部分が

消されたり、違う単語を入れたりしてるんです。

 

これを政府がそうしなければいけないっていう

時代って怖すぎませんか。

 


f:id:yukihoppi:20181028230608j:image

 

こんなことが日本でもまた起こるんじゃないかなとか

思ってしまいます。

改ざんとか毎日ニュースで見てる気がします。

 


f:id:yukihoppi:20181028230359j:image

 

 

これが30年ちょっと前って私は

いまだに信じられないです。

あの時私の両親と同じ世代くらいの子が

巻き込まれたんですよね。


f:id:yukihoppi:20181028230315j:image

 

光州民主化運動の被害などをまとめたもの。

でも、今でも正確な犠牲者の数は不明らしく

解明されていない部分もあるらしい。


f:id:yukihoppi:20181028230408j:image

 

資料をタッチパネルで見れるように

こんな機械も設置されてました。



f:id:yukihoppi:20181028230349j:image

最後にこれはこの記念館を

訪れた人たちのメッセージボード。

びっしり貼ってありました。

 

 

 

 

この民主化運動の実態って

もしドイツからきた記者の方がいなかったら

こんな風に知られていなかったかも

しれないんですよね。

 

先日、シリアで拘束されていた

ジャーナリストの方が無事に帰国されたという

ニュースがありましたが、

命懸で実際に訪れて取材するような人が

いなければそこで苦しい思いをしている人のことは

私たちには届かないし

届かないから解決がもっと難しくなると思います。

 

賛否両論あるみたいなんですが、

私はこういう仕事をする人は

少なからず必要とされるんじゃないかなあと

光州民主化運動と今回のニュースを

重ねてみて感じました。

 

 

かなりボリュームたっぷりに

なりましたが最後までお読みいただき

ありがとうございます!

 

私は専門家でも大学で専攻してもいないので

ちゃんと勉強している人からしたら

詰めが甘いところや説明が不十分な部分あると思いますが...

ご指摘いただいた際にはすぐに訂正しますので!

 

 

この記事では

一般的な日本人の大学生が見て感じたことを

大事にして書いています。

 

今後もっと勉強していくと感じるものと

一番最初に受けた印象や感情は

違うと思うのでこうして記事にしています^^

 

 

次回も興味持ってもらえたら嬉しいです。

 

 

ではではこのへんで。

 

おすし。